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いびき 睡眠時無呼吸症候群の治療
たかが「いびき」と思っていませんか?
もしかして睡眠時無呼吸症候群かも
睡眠時無呼吸症候群ってどんな病気?
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が止まる、または弱くなることにより睡眠の質が低下し日常生活に支障をおこす病気です。
呼吸が止まると脳を含めた各臓器は酸欠状態となります。
そして呼吸が再開すると、その度に眠りは浅くなり、睡眠リズムが崩れてしまいます。
すると起床時の頭痛や、日中の眠気・疲労感など倦怠感が生じるため、集中力が低下します。
また、睡眠時に酸欠状態が続くと、血管や心臓に大きな負担がかかってしまいます。
症状が進むと、高血圧や不整脈、動脈硬化も引き起こす可能性があります。
単純に寝ている時に呼吸が一瞬止まるだけで済まされないのです。
無呼吸症候群の定義
10秒以上続く無呼吸が一晩(7時間以上の睡眠中)に30回以上、もしくは睡眠1時間に平均5回以上起きること。


大きないびきをかいていたと思ったら突然止まり、しばらく経ってから「ヒュー」と音がなる。

大きないびきをかいていたと思ったら突然止まり、しばらく経ってから「グググ、ガー」とまたいびきをかき始める。

無呼吸状態が続いた後に「ガハー」という大きないびきをかく。
特に、3の症状がある場合は注意が必要です。
これらは睡眠時無呼吸症候群の特徴的な症状であり、いびきが止まっているときは息が止まっているということになります。
低酸素状態にさらされる時間も長いため体への負荷が大きく、さまざまな疾患を併発する可能性もあるのです。
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いびき 睡眠時無呼吸症候群の治療
当院では、耳鼻科および内科などで『睡眠時無呼吸症候群』の診断を受けられた方に、睡眠時無呼吸症候群治療用の口腔内装置を作製します。
当医院では平成16年より、睡眠時無呼吸症候群の治療に携わっており、数多くの方に装置を作製させていただいきました。
これら、口腔内装置は、患者さんの歯型を取り、下あごを前に出して固定することによって睡眠中に舌や軟口蓋が下がり、気道をふさいでしまわないようにします。
装着後は 顎の症状の有無、睡眠の自覚症状の変化などを確認して調整を行います。
装置安定後は紹介元の医院にて、口腔内装置の無呼吸、いびきの改善状態を再検査にて評価をしていただいております。

予防は生活習慣を改善すること
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予防は生活習慣を改善すること
肥満は、身長と体重から求めたBMI(体格指数)で判断します。
BMIは体重(kg)を身長(m)の二乗で割った値で、25以上を肥満と定義しています。
BMIが25を上回る場合は、食生活や運動習慣を見直しましょう。
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適度な運動
早めの散歩や水中ウォーキングなどの運動を30分以上、週3日以上行うとよいでしょ う。
運動習慣のない人は短時間の散歩やヨガ、ストレッチ体操などがおすすめです。
03
飲酒を控える
お酒を飲むとのどやあご周りの筋肉の力が抜けるため、気道を維持しづらくなります。
睡眠前の飲酒は控えめにしましょう。
04
就寝時の姿勢
仰向けで寝ると舌が喉に落ちやすくなり、気道が狭くなります。
抱き枕を使用して横向きで寝る方法も効果的です。
また高い枕を使うことで、呼吸がしづらい姿勢になります。
自分にあった高さの枕を使用してください。
05
禁煙
喫煙はのど周辺に炎症を起こし、気道を狭くします。
また脳梗塞や心不全など、睡眠時無呼吸症候群を引き起こす病気の原因にもなります。
禁煙外来を利用するなどして、禁煙を目指しましょう。
06
減塩
脳梗塞や心不全などの予防に減塩は効果的です。
汁物や麺類ばかり食べないようにする、調味料を「かける」から「つける」に変更する、酢や香辛料を使うなどして、塩分を控えましょう。